アクロZシリーズの特徴 (5段階評価)
ウェットカット、チョップカット、ドライカットなど、しっかりとベースを切るカットに抜群なシザーです。ナノパウダーの材質を活かし刃の角度は鋭角刃ですで、スライドやストロークなど逃がして切るカット技法には不向きです。こちらのACRO-Z、メガネシザーSWORD MBは刃線がやや滑らかなR形状ですので柔らかい切れ味ですが、同素材のSWORD DB-20はしっかりとした切れ感になります。
※この評価は販売店シザーズエンドレスの見解、またサロン様の声に基づき作成致しました。

※NPM(ナノパウダーメタル)の色加工はオススメしておりません。NPMの特性を活かした本来の切れ味を失う場合がございます。
※刃元から刃先までの刃線形状はややラウンド(R形状)しておりますので、引き切り以外でのカットをされる方は刃が馴染むと髪の毛がやや逃げると感じる事があります。
ACRO-Z シリーズ メーカーHPへリンクします。
→ http://mizutani-scissors.com/jp/products/acro/z.html


特殊鋼材のため製造過程にお時間を頂いております。お届けまで約10日前後かかりますので予めご了承下さい。
ナノパウダーメタルの無限の可能性を。。。
私たちは多くの女性が枝毛で悩んだいる事を知りました。もしかして私たちが造っているハサミが枝毛を作る原因になってなっているかもしれない。そんな気持ちに動かされたミズタニ開発チームは、ハサミで切られる髪の毛について研究を始めました。髪の毛を分析することでハサミが髪の毛を切るメカニズムを知り、「どうしたら髪を傷めずに綺麗な髪の断面図をつくることが出来るか?」というテーマについて考えました。

ハサミで髪の毛を切る時に大事なポイントは3つ、「刃角度」「硬さ」「素材」。研究を続ける中で、髪を綺麗に切るには「くい込みの良い刃角度」が必要な事が分かりました。しかし通常の鋼で刃を鋭くしすぎると、使い始めは良くても刃持ちが悪くなりすぐ切れなくなってしまいます。「鋭い刃角度でも磨耗に耐えられる素材は何か?」その疑問にたどり着いたのが、新しい製法HIP(Hot Isostatic Pressing 熱間等方圧加圧接合)でつくられる「ナノパウダーメタル(NPM)」です。

髪の毛のキューティクルを剥がしたり、毛を潰す、枝毛にするのはカット次第です。

上記左写真のちぎった髪の状態が乾燥時に静電気を誘発し、パサつき、髪の毛がまとまりにくい原因となり、お客様自身のホームケアを難しくします。さらには枝毛や切れ毛、キシキシとした指通りの悪さの原因にもなっています。
髪を綺麗にする最高のトリートメントは「カット」だと考えております。
ACRO-Zの刃角度は30°〜35°と鋭角なため(右写真)髪へくい込みやすくなります。通常のハサミの刃角度は約40°〜80°と大きく、また刃の先端がへたれている(左写真)と切れ味が悪くなります。 このナノレベルの微細な粉末からなる鋼材は粒子のそろった粉末を高温高圧で焼き固め、不純物が最初から極めて少なくする事が可能になりました。この製法はBD(ブルーレイディスク)を作る金型など 、不純物をなくさなくてはならない高精度を要求される産業機器などで活用されています。

この均一微細なナノパウダーメタル(NPM)を贅沢に用い今まで不可能だった鋭い刃付けを実現。枝毛の元になる髪へのダメージを大幅に減らすこと、耐磨耗性、耐久性、永切れが持続するハサミを完成させる事が出来ました。メンズカットをたくさんこなす人にも疲れ知らずで力強いパートナーです。刃のデザインははまぐり刃と剣刃の2種類になります。

トップページに戻る